第10回 酵素応用シンポジウム

第10回酵素応用シンポジウムは220名余の参加者を迎え、2009年6月12日(金)にメルパルクNAGOYAで開催いたしました。今回も多くの応募の中から選考された5題の研究にその功績を称えて運営委員会委員長堀之内末治先生(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)より研究奨励賞が授与され、研究内容が受賞講演として発表されました。

第10回記念大会として、受賞講演をはさみ特別講演3題をご講演いただきました。

【特別講演1】バイオテクノロジーの父、高峰譲吉
NPO法人高峰譲吉博士研究会 理事長 山本 綽 先生

【特別講演2】いきいき、のびのび名古屋文化
南山大学人文学部 教授 安田文吉 先生

【特別講演3】麹菌による有用タンパク質生産  -生細胞蛍光イメージングから生産宿主開発まで-
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 北本 勝ひこ 先生

また、第10回を記念して過去に研究奨励賞を受賞し、実用化に至った研究課題に対して特別表彰を授与しその功績を称えました。対象は、第2回酵素応用シンポジウムで受賞された 京都大学大学院農学生命科学研究科 准教授 片岡道彦先生の「遺伝子組換え技術を用いた光学活性アルコール生産システムの開発」です。今後は、5年毎に特別表彰を実施する予定です。

本シンポジウムは大学などの酵素応用研究情報に加え、企業からの酵素業界情報も同時に得られる場として、また「酵素」に関係を持つ人々が一同に会する貴重な交流の場として、参加された皆様から高い評価を頂いております。

委員長挨拶
委員長挨拶

研究奨励賞表彰式
研究奨励賞表彰式

研究奨励賞授賞講演
研究奨励賞授賞講演

懇親会
懇親会

プログラム

2011年6月10日(金)
メルパルクNAGOYA 瑞雲・東の間

特別講演1

  1. バイオテクノロジーの父、高峰譲吉
    山本 綽(NPO法人高峰譲吉博士研究会 理事長)

座長/堀之内 末治(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

研究奨励賞受賞講演

演題1:
AODアイソザイムによる巧妙なメタノール代謝制御と有用酵素大量生産系への応用
中川 智行(岐阜大学応用生物科学部 准教授)
演題2:
古細菌膜脂質生合成に関わるフラビン酵素の分子機構解明と応用
邊見 久(名古屋大学大学院生命農学研究科 准教授)

演題1・2
 座長/祥雲 弘文(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

演題3:
放線菌ホスホリパーゼDの機能改変
岩崎 雄吾(名古屋大学大学院生命農学研究科 准教授)
演題4:
バイオリファイナリー産業創生を目指した糸状菌Trichoderma reeseiの菌株改良
小笠原 渉(長岡技術科学大学生物系 特任准教授)
演題5:
麹菌由来のヘミセルロース側鎖分解酵素とアラビノース結合モジュールとのキメラ酵素の特性
小関 卓也(山形大学農学部 准教授)

演題3・4・5
 座長/淺野 泰久(富山県立大学工学部 教授)

特別表彰

  1. 遺伝子組換え技術を用いた光学活性アルコール生産システムの開発
    片岡 道彦(京都大学大学院農学生命科学研究科 准教授)

特別講演2・3

  1. いきいき、のびのび名古屋文化
    安田 文吉(南山大学人文学部 教授)

座長/山根 恒夫(中部大学応用生物学部 教授)

  1. 麹菌による有用タンパク質生産 -生細胞蛍光イメージングから生産宿主開発まで-
    北本 勝ひこ(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)

座長/清水 昌(京都学園大学)

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