ストレス胃痛をやわらげる

バブル崩壊以降の日本経済

1980年代からバブル期にかけ、高脂質、高タンパク質の食事をし、酒をたくさん飲んだ後、食べすぎ飲みすぎからくる胃の不快感を早く解消するために、消化酵素を含んだ胃腸薬が人気を博しました。

しかし1990年代前半のバブル崩壊以降、景気の低迷が長く続き、個人の頑張りがなかなか仕事の業績に結びつかないと感じられることが多い中で、ストレスで胃腸に不快感を覚える人々が増えてきました。

ストレスと胃痛

なぜストレスが胃痛を引き起こすのでしょうか。

ストレスを感じると、胃酸の分泌が過剰になり、自ら胃の防御を弱めてしまいます。そのため、ストレスが継続的にかかると胃痛を引き起こすと言われています。そこで胃酸過多に効く胃腸薬の販売が増加しました。

ストレスに対応した消化剤

ストレスにさらされた胃を守るため、荒れた胃の粘膜を守る成分や胃酸の分泌を抑える成分を配合した薬が開発されました。しかし、胃酸の分泌が減ると消化力が弱まり、それを補うために消化酵素が配合されたものもあります。

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